Thunderbolt5とは
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Thunderbolt5とは
Thunderbolt5は、Intel(インテル)が開発した最新のデータ転送・映像出力規格です。
2023年9月に発表され、2024年以降に対応製品が続々と登場しています。
- 転送速度: 従来のThunderbolt4(40Gbps)の2倍から3倍の速度
- 端子の形状: 現在普及しているUSB Type-Cと同じ形

Thunderbolt5 3つの進化
1) 最大120Gbpsを実現する「帯域幅ブースト」
Thunderbolt5の最大の特徴は、必要に応じて送信と受信のデータの比率を変えられる「帯域幅ブースト」機能です。
- 通常時:双方向で80Gbps(送信80/受信80)
- ブースト時:送信のみを最大120Gbpsまで引き上げ(送信120/受信40)
高解像度のモニターへ映像を送るときなど、大量のデータ送信が必要な場面で圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
帯域幅
帯域幅(たいいきはば)は、データの通り道の広さのことです。道路の車線数に例えられることが多く、帯域幅が広いほど、一度にたくさんのデータを高速に送ることができます。
2) ディスプレイ出力と解像度の進化
複数の高リフレッシュレートモニターを、ケーブル1本で接続できます。
- 8Kディスプレイの複数台接続が可能
- ゲーミングモニター向けに最大540Hzのリフレッシュレートをサポート
3) 給電能力(パワーデリバリー)の強化
ノートPCを充電する力もアップしました。最大240Wの給電に対応(従来は100W程度が主流)
ゲーミングノートPCのような消費電力の大きい端末でも、専用のアダプタなしでUSB-Cケーブル1本で充電・駆動できます。

私たちの生活はどう変わる?導入のメリット
Thunderbolt5が普及すると、具体的に以下のようなメリットがあります。
● クリエイティブ作業の効率化
4Kや8Kの未圧縮動画データの転送時間が大幅に短縮されます。
● 外付けGPUの真価を発揮
ノートPCに外付けグラフィックボードを繋いでゲームをするとき、速度制限(ボトルネック)が減り、デスクトップ並みの性能が出しやすくなります。
● デスク周りがスッキリ
1本のケーブルで、爆速データ転送、高画質出力、超急速充電のすべてが完結します。
ボトルネック
ボトルネックとは、システム全体の性能が一番遅い部分に引っ張られて低下してしまう現象のことです。
互換性と今後の普及について
「新しい規格になると古い機器が使えなくなるのでは?」という心配はいりません。
下位互換性について
Thunderbolt4や3、USB4、USB3の機器とも繋がります。
※速度は古い方の規格に合わせられます。
Thunderbolt5の性能をフルに引き出すには、Thunderbolt5対応のPC、ケーブル、周辺機器(SSDやモニター)の3点が必要です。
2026年以降は、ハイエンドなノートPCやドッキングステーションから徐々に採用が広がっていく見込みです。Thunderbolt5は、単なる「速い規格」ではなく、私たちのPC環境を根本から変える可能性を秘めています。




