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用語解説

W(ワット) V(ボルト) A(アンペア)とは

W(ワット) V(ボルト) A(アンペア)とは

W(ワット) V(ボルト) A(アンペア)とは

モバイルバッテリーを買いにお店へ。棚には「10000mAhの大容量!」「20000mAhでスマホを何度も充電!」といった文字が並び、mAh、 V、A、W…と専門用語がずらり。どれを選べばいいのか迷ってしまいます。モバイルバッテリー選びで失敗しないために、W(ワット) V(ボルト) A(アンペア)の基礎知識を押さえておきましょう。

mAh(ミリアンペアアワー)とは

mAh(ミリアンペアアワー)は、モバイルバッテリーの容量を表す単位として使用されています。モバイルバッテリーに貯められる電気の容量のことです。

1時間あたりに流せる電流量(mAh)=電気の流れの大きさ(mA)×電気を流した時間(h)で計測されます。
例/容量 4400mAhのバッテリーを消費電流1100mAの機器で使用した場合、駆動時間は4時間です。
※アンペアアワー(Ah)×1000倍=ミリアンペアアワー(mAh)

使える容量は表示の約6割しかない

パッケージに書かれた「10000mAh」という大きな数字を見て「自分のスマホ(例:3000mAh)なら3回以上フル充電できる」と考えていませんか?
実はモバイルバッテリーに表示されている容量のすべてを、そのまま充電に使えるわけではありません。実際に使えるのは、表示されている数値の約60%程度です。
つまり10,000mAhのモバイルバッテリーが実際に提供できるのは、約6,000mAh分の電力ということです。このエネルギー損失は、バッテリーとスマホの間で電圧を変換したり、充電中に熱が発生したりすることで起こる自然な現象です。

容量(mAh)が同じでも、充電スピードは全く違う

モバイルバッテリー選びでよくある不満が「充電が遅い」ということです。
この充電スピードを左右するのは、容量(mAh)ではなく「入力/出力」のアンペア(A)の値です。

例えば、同じ10,000mAhのバッテリーでも、仕様書に「入力5V/2A」と書かれた製品は約5時間でフル充電できますが、「入力5V/1A」の製品だと約10時間もかかってしまいます。せっかく大容量でも、本体の充電に半日かかっていては不便です。
同様に[出力]のアンペア(A)数が大きいほど、お使いのスマートフォンをより速く充電できます。急速充電を重視するなら、出力が2A以上のモデルを探す必要があります。
特に20,000mAh以上の大容量モデルでは、「入力5V/2A」であってもフル充電に10時間以上かかることもあるため、購入前に必ず[入力]と[出力]の仕様を確認することが重要です。

入力は、モバイルバッテリー本体を充電する速さに影響します。
出力は、スマートフォンなどの機器を充電する速さに影響します。

W(電力|ワット) V(電圧|ボルト) A(電流|アンペア)な覚え方

製品仕様を見ていると必ず出てくるW(ワット)、V(ボルト)、A(アンペア)という単位。難しく感じるかもしれませんが、簡単な「水」の例えを使えばすぐに理解できます。

電力(W:ワット):水が持つ全体の勢い(水圧と水量の掛け算)
電圧(V:ボルト):水を押し出す力(水道のハンドルのひねり具合)
電流(A:アンペア):流れる水の量(水道の蛇口の太さ)

W(ワット) V(ボルト) A(アンペア)とは

W(ワット)は電力のことで「消費される電気エネルギー」を表します。この値が大きいほど多くの電力を消費します。
電力(W)=電圧(V)×電流(A)で計測されます。

V(ボルト)は電圧のことで「電気を押し出す力」を表しています。
※一般家庭の電圧は通常100Vです。
A(アンペアは電流のことで「電気の流れる量」を表します。

例)消費電力が1,000Wのドライヤーを使用する場合、日本の家庭の電圧は通常100Vのため、流れる電流は1,000(W)÷100(V)=10(A)となります。
水に例えるなら、電力(W)は水の力、電圧(V)は水道のハンドルのひねり具合、電流(A)は水道の蛇口の太さです。水の流れる量が多くなれば充電も早くなります。

電力(W)=電圧(V)×電流(A)

Wh(ワットアワー)とは

Wh(ワットアワー)は電気量のことで「電気を使った量」を表します。
バッテリーの容量を表す単位として使用されています。
Wh(電力量)=W(電力)×h(使用時間)

例)100Wの電球を1時間使用=消費電力量は100(W)×1(h)=100Wh
10時間使用すれば、100(W)×10(h)=1,000Wh=1kWh(キロワットアワー)となります。
1Wは1Vで流れる1Aの電流を意味します。
例/600(W)の暖房機器を4時間(h)使用すると2400Wh消費したことになります。
※ワットアワー(Wh)=1000倍=キロワットアワー(kWh)
例/600(W)の暖房機器が流れる電流は、600(W)÷100(V)=10(A)となります。

水道の蛇口が太い(Aが大きい)方が、たくさんの水(電気)が一度に流れるからです。
これらの関係は、W(電力)=V(電圧)×A(電流) という式で表せます。

モバイルバッテリー選びでは、つい一番大きな「mAh」の数字に目が行きがちです。
しかし本当に快適に使うためには、実際に使える容量が約6割という「実効容量」を考慮し、充電スピードを決める「入力/出力のA(アンペア)」を確認し「W・V・Aの基本」を押さえておくことが重要です。

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