Windowsの新機能 ポイントインタイム リストアとは
Windowsの新機能 ポイントインタイム リストアとは
「作成したデータを誤って削除してしまった!」「パソコントラブルでアプリが動かない!」このような経験はありませんか?Windowsの新しい復旧機能「ポイントインタイム リストア」を使えば、数日前の正常な状態へ簡単に巻き戻すことができます。
ポイントインタイム リストアは、ソフトウェアの不具合によってパソコンが動かなくなる時間「ダウンタイム」を最小限に抑えるために開発された、Windowsの最新復旧オプション(トラブル解決機能)です。

従来の「システムの復元」との違い
Windowsに搭載されていた従来の「システムの復元」に比べ、圧倒的に使いやすく進化しています。

- 操作が簡単:古い「コントロール パネル」を開く必要がなく、最新の「設定」アプリだけで完結します。
- 完全なバックアップ:従来の機能はシステムファイルと設定だけを守るものでしたが、新しい復旧機能はユーザーが作成したローカルファイル(写真や文書など、パソコン本体に保存されたデータ)も含めてすべて保存します。

- 確実な自動保存:直近72時間(3日間)以内のデータを確実に保持してくれるため、「不具合が起きる直前」の状態へ戻しやすくなりました。

ポイントインタイム リストアを有効にする操作手順
- [Widows]キーと[I]キーを押して設定画面を開きます。
- 画面左側のメニューから[システム]を開きます。
- [回復]をクリックします。
- [ポイントインタイム リストア]欄の[表示または編集]をクリックします。

- ユーザーアカウント制御画面が表示されます。
- [はい]をクリックします。
- ポイントインタイム リストアの設定画面が表示されます。
- トグルスイッチをオンにして有効化します。
- [最大使用量]欄のスライダーを左右にドラッグして調整します。
- [保存]をクリックします。

設定が完了したら、あとはWindowsが裏側で自動的にバックアップを定期的に行ってくれます。私たちが毎日特別な操作をする必要は一切ありません。

ポイントインタイム リストアを有効化するメリット
この機能のメリットは、バックアップのために使う容量の上限(枠)をはじめから指定できる点です。初期設定では、パソコン全体の容量のうち「2%」だけをこの機能のための専用ポケットとして確保するようになっています。
※初期設定は自由に変更できます。
- 総容量が256GBのパソコン:2%=約5GBを消費
- 総容量が512GBのパソコン:2%=約10GBを消費
- 総容量が1TBのパソコン:2%=約20GBを消費
このように、別の外付けハードディスクなどを用意しなくても、今あるパソコンの容量のほんの一部を「データ紛失保険」として割り当てるだけで利用できます。

なぜ「丸ごと」なのに少ない容量で済むのか
この新機能は、毎回パソコン全体のファイルを丸ごとコピーしているわけではありません。「スナップショット」という特別な技術を使っています。
スナップショットとは
ある瞬間のパソコンの中身を、写真パシャリと撮影するように記憶する仕組みのことです。
最初の一度だけ全体の仕組みを記憶した後は「新しく追加した写真」や「書き換えたWordファイル」など、前回から変更があった差分だけを追いかけて保存します。この組みのおかげで、見た目以上にストレージの消費を低く抑えられています。

ポイントインタイム リストアの利用条件
ポイントインタイム リストアは、以下の条件を満たしているパソコンでのみ有効化できます。
200GB以上のストレージを搭載していること:ストレージとは、写真やアプリなどを保存しておくパソコン内の「データの保管庫」のことです。この保管庫の全体のサイズが200GB(ギガバイト)以上あるパソコンでのみ、設定画面にスイッチが表示されます。




